手数の数え方(QTM・HTM・STM…)
ルービックキューブの「1手」が何を指すかは、数え方(計量・メトリック)によって異なります。最短手数の記録や手順を比較するときは、どの計量を使っているかを明記するのが一般的です。ここでは代表的な計量を紹介します。
QTM(Quarter Turn Metric)
90度回転だけを1手として数える計量です。180度回転(例: R2)は2手として数えます。
HTM(Half Turn Metric / Face Turn Metric)
90度でも180度でも、1つの面を1回回せば1手として数える計量です。最も広く使われている計量で、単に「手数」と言うときはこれを指すことが多いです。
STM(Slice Turn Metric)
内層を含む1層の回転を、90度でも180度でも1手と数えます。3x3x3では、持ち替えを0手とする場合、M/E/Sやワイド手も1手になります。
BTM(Block Turn Metric)
内側だけのスライスも含めて、連続した層のかたまり(ブロック)を1回回せば1手として数える計量です。外層を含むブロックしか1手と認めないOBTMとは、この点が異なります。
OBTM(Outer Block Turn Metric)
連続する複数の層をまとめて回す操作を1手として数える計量で、大きいサイズのキューブの手数比較に使われます。
ATM(Axial Turn Metric)
同じ軸にある層は同時に回せるとみなし、同軸の連続した回転をまとめて1手として数える計量です。たとえば R L'(右面と左面を逆向きに回す操作)は1手になります。
ETM(Execution Turn Metric)
実際に手を動かす回数を基準にした計量で、速解(スピードキュービング)の記録でよく使われます。
cubepicでの数え方
cubepicの手数表示は、連続した層のかたまりを一度に回せば(何層でも・90度でも180度でも)1手、キューブ全体の持ち替え(x・y・z)は0手として数えます。計量名は2x2x2ではHTM、3x3x3ではSTM、4x4x4以上ではBTMと呼び分けます。解の末尾に持ち替えが付くことがありますが、手数には含めません。数え方の原理は全サイズ共通のBTMです。3x3x3ではワイド手を反対側の1層回転と持ち替えに置き換えられ、持ち替えは0手なのでSTMと一致します。2x2x2には内層がないためHTMと一致します。多面体も同じ原理で、キロミンクス(標準)はHTM、ピラミンクス(標準)とメガミンクス(標準)はSTM、マスターピラミンクス、プロフェッサーピラミンクス、マスターキロミンクス、ギガミンクスはBTMと呼び分けます。
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